資金調達のエッセンス

日々の経営には資金が必要であり、ヒト・モノ・カネがグローバルに動く時代

「ファンファーレ」、総額6.3億円のプレシリーズA資金調達を実施

産業廃棄物業界のDXを推進するファンファーレ株式会社が、プレシリーズAの第三者割当増資を実施し、総額約6.3億円を資金調達。

本ラウンドでは既存株主であるALL STAR SAAS FUND、Coral Capitalに加え、新たにENEOSイノベーションパートナーズ、SMBCベンチャーキャピタルみずほキャピタルを引受先としており、これにより、累計調達金額は約8億円となったようです。

6.3

今回の資金調達は、産業廃棄物業界に特化した配車管理SaaS「配車頭(ハイシャガシラ)」の利用顧客拡大のためのSales・CS組織強化、プロダクトの幅を広げてより大きな価値を顧客に提供するための開発組織強化等を主な目的としており、この調達に伴う組織体制強化を目的として、王玲氏をCOOに迎え、今後も当社は産業廃棄物業界に特化したSaaSの提供により、労働人口不足に苦しむ当業界の課題解決に貢献していくようです。

日本の年間の産業廃棄物量は約4億トン、廃棄物処理・リサイクル業全体の市場規模は約12兆円にも上り、産業廃棄物業界は人々の生活を裏側から支える重要なインフラ産業でありながらも、労働人口不足が年々深刻化しており、私たちの生活をも脅かす大きなリスクとなっています。

この課題を解決すべく、「配車頭」を開発し、2021年10月より正式にサービス提供を開始。

産業廃棄物業界特有の「変数」が多いことから、作成の属人性及び難易度が非常に高いと言われてきた配車計画を独自のAI技術の活用により自動作成することで、限られた人員体制の中にあっても、可能な限り多くの配車を実現しています。

サービスローンチ以来、「配車頭」は業界内認知を着実に伸ばしており、東北地方から九州地方までの幅広い事業者様に導入しており、これまでに作成された配車表は約5万表に上るのだそうで、「配車頭」の導入による受注効率向上はもちろんのこと、月間150時間以上の工数削減を実現した事業者様もいるようですね。