資金調達のエッセンス

日々の経営には資金が必要であり、ヒト・モノ・カネがグローバルに動く時代

ハドラス、総額約8.5億円を資金調達

抗ウイルス・抗菌や防カビ、防汚、防錆、防傷などの機能をさまざまな対象物に付加する新素材「ナノマテリアルコート」の研究開発を行うハドラスホールディングス株式会社が、第三者割当増資による総額約8.5億円の資金調達を実施。

ハドラス

今回の資金調達において、メディカルやバイオ分野などサイエンス領域に強いリアルテックホールディングス株式会社のリアルテックファンド3号投資事業有限責任組合あいおいニッセイ同和損害保険株式会社、株式会社ティーガイア、太平洋工業株式会社、世界展開に向け本年3月に事業提携している武蔵塗料ホールディングス株式会社、株式会社識学の識学2号投資事業有限責任組合、ちばぎんキャピタル株式会社のひまわりG5投資事業有限責任組合リーダーズ1号投資事業有限責任組合などから第三者割当増資による総額約8.5億円の資金調達を実施。

ハドラスのナノテクノロジーに特化した機能性薄膜は、10種類以上の原材料の比率を精密にコントロール、分散、配合することで生み出されたナノマテリアルコートで、塗布対象物へコーティングすることで超薄膜を形成。

このナノマテリアルコートは空気中の水分と速やかに反応し、塗布対象物の表面を膜厚1um以下の薄膜で覆い、この膜厚は非常に薄く塗布対象物の重量や外観、触感をほとんど変えません。

ナノマテリアルコートは一般的な塗料などと違い、1液型で室温硬化し、超薄膜は抗ウイルス機能など、さまざまな機能を付与することが可能で最大5年間保持。

資金調達の目的と使途

ハドラスは、これまで各種実証実験や研究基盤の強化に努め、脱炭素社会へ向けた新素材ナノマテリアルコートの研究開発に注力し、今回調達した資金は、主として研究開発を加速させるための専門人材の確保および設備投資、事業の更なる拡大に向けた営業人材の採用、ブランディング強化のためのマーケティング費用に充当する予定。