資金調達のエッセンス

日々の経営には資金が必要であり、ヒト・モノ・カネがグローバルに動く時代

emole、総額約2.6億円の資金調達を実施

1話3分のショートドラマアプリ「BUMP」を手掛けるemole株式会社が、計6社のベンチャーキャピタル[千葉道場ファンド、サムライインキュベート、D4V(Design for Ventures)、朝日メディアラボベンチャーズ、ココナラスキルパートナーズ、アドウェイズベンチャーズ 以下、VC]を引受先とする2.6億円の第三者割当増資(プレシリーズAラウンド)を実施。

総額約2.6億円
シードラウンドの調達額とあわせ、これまでに累計3.1億円を調達しており、今回の資金調達によりアプリユーザーの拡大と、クリエイターが参画しやすいプラットフォームへの進化を加速させ、emoleがビジョンとして掲げる「創造で挑戦できる世界へ」を早期に実現していくようです。

2022年8月に行ったシードラウンドの資金調達により、ショートドラマ配信アプリ「BUMP」は、2022年12月末にローンチすることができ、アプリのローンチ後約8ヶ月経過し、アプリは50万DLを超え、App Storeの全体ランキング(無料App)ではノンプロモーションながら最高で3位を記録、TikTokなどSNS上で公開しているプロモーション用ショート動画の総再生回数は、約4.6億回まで増加しています。

今回の資金調達では、ショートドラマコンテンツの制作と公開サイクルを早めるための体制構築(採用強化+外部パートナー拡大)と、アプリUI/UX強化、プロダクト開発体制強化に充当し、良質なドラマコンテンツをより没入感のある視聴体験としてユーザーにお届けし、1話毎の有料課金や広告視聴を積極的に促し、クリエイターへの利益循環の強化・クリエーターエコノミーの構築を目指します。

ショートドラマ配信アプリBUMPは、「制作原価」の回収前後でクリエイターに支払う報酬体系が変わり、制作原価を回収するまでは、1話67円の課金収入や広告視聴によって得られる広告収入からストア手数料を差し引いた利益の70%をクリエイターに還元。

回収以降も40%を還元する仕組みを取ることで、クリエイターは安心して次の作品づくりなど、新たな創造的な活動に挑戦することができます。

こうした収益還元体系を整備することで、emoleとクリエイターは一蓮托生の関係性を構築することとなり、emoleおよびBUMPは制作費分の利益を早期に回収するという短期目標に全力を注ぎ、結果としてドラマ作品をヒットさせることが事業繁栄の生命線となり、より面白く幅広いユーザーに響くコンテンツが世の中にあふれます。

今後は、経済的な還元だけでなく、「コンテンツづくり」のノウハウをクリエイターと共有するコミュニティプログラムを構築する予定で、コミュニティでは、流入元や離脱率など、アプリに蓄積されたトラフィックデータを共有し、クリエイターは自らコンテンツを分析し、ヒットから逆算したドラマ制作のPDCAを回すことができるようになります