資金調達のエッセンス

日々の経営には資金が必要であり、ヒト・モノ・カネがグローバルに動く時代

クラウドファンディングという資金調達について

新しいビジネスを立ち上げるためには、先立つものが必要です。

巨大な資本がある大企業であれば、別の事業を畳んだり縮小する事によって、資金調達することが可能となっており、言わば社内で「仕分け」をすることで比較的スムーズに新規ビジネスを立ち上げることができます。

流動化が激しい今日のビジネスシーンにおいて、安定志向はむしろリスクとなり、今現在、安定しているビジネスモデルも数年後、無事に利益を出している保障はどこにもありません。

実際に多くの大企業が、いわゆる本業を鞍替えしたり、本業とはまるで別の新規事情を立ち上げています。

ただ、巨大な資本と組織がある大企業であれば、仕分けによって資金調達が容易に出来ますが、個人や中小企業の場合、本業とは別に新規ビジネスを立ち上げる際、なかなかスムーズに軍資金を集められません。

景気の良い時代であれば、頼んでもいないのに銀行や投資家が融資の話を持ち掛けて来たものですが、景気がいまいち回復し切れていない昨今では、どんなに融資をお願いしてみても、なかなか銀行や投資家の方々は首を縦には振ってくれません。

個人や中小零細企業などのように資本力のない企業は、どのように資金調達を、今現在の環境においてすべきかを模索した時、その一つの回答として挙げられるのが「クラウドファンディング」です。

クラウドファンディング

クラウドという形で、不特定多数の投資家から資金を募る形式を取ることによって、既存の融資先とは全く異なる、ベンチャー的な新規ビジネスの軍資金も比較的容易に集められます。

もちろんクラウドファンディングを成功させるためには、ビジネスの先見性やロードマップやそれによって個人ユーザーが得られるメリットを明確にWEBを通してPRする必要があります。

しかし、不特定多数のユーザーから少額ずつ融資を募る事によって、まとまった資金調達が短期間で達成することができるということから、既に多くの個人事業主や中小企業がクラウドファンディングを活用し、新規ビジネスを立ち上げています。

資金調達が難しいという理由だけで、今までは頓挫していた魅力的な製品開発が、そのおかげで軌道に乗っており、新しい資金調達方法として大注目されています。"