資金調達は、会社を経営していく中で避けては通れない道です。
もちろん潤沢な資金をもっている企業であれば、そこまでの必要性はないにせよ、事業の拡大、企業の繁栄を考えていくと、かならず手元の資金だけで賄えなくなってきます。
そもそも製品が売れ、お金を回収するまでには「製品の開発」「設備投資」「原材料の購入」「販売マーケティング」「人材費」など様々な資金が先に必要となってきます。
規模が大きければ大きいほど資金も必要となりますし、なんといっても利益を生み出すためには継続的な資金投入が不可欠ですし、企業が成長、発展していくためには必須なのです。
資金の分類
大きく分類すると資金の使いみちは以下の通りとなります。
- 運転資金
- 増加運転資金
- つなぎ資金
- 設備資金
- 在庫資金
- 季節資金
- 決算資金
経常運転資金は、売上と仕入れの関係において、キャッシュフローが悪化する場合に必要となる資金で、増加雲煙資金というのは、運転資金だけでは賄えない場合に必要となる資金です。
つなぎ資金というのは、資金の調達は確定しているにも関わらず、その資金が必要な時期に間に合わないときなどに、一時的に借り入れる資金のことです。
設備投資や在庫投資については、その名の通り、設備を拡大するときや在庫の増加により必要となる資金のことで、季節資金は、季節性のある商品に対して、原材料・商品の仕入や生産・販売がその季節に集中することによって必要となる資金です。
決算資金は、納税や賞与・配当などの支払いなどの決算に関連して必要となる資金です。
さてこのような重要な資金なのですが、資金調達の手段としては、デットファイナンス、エクイティファイナンス、アセットファイナンスに分類することができます。