資金調達のエッセンス

日々の経営には資金が必要であり、ヒト・モノ・カネがグローバルに動く時代

マイナス金利解除で中小企業の資金繰り悪化

日銀がマイナス金利政策を解除したことで、企業の資金調達環境が大きく変わりつつあり、特に新型コロナウイルス禍で実質無利子・無担保融資(ゼロゼロ融資)を受けた中小企業にとっては重荷となっているようです。 銀行 東京商工リサーチの発表によれば、ゼ…

地方銀行で相次ぐ初任給アップ

地方銀行が相次いで初任給を引き上げており、その額は額は5万円前後にも上り、各行「メガバンク並み」を売りに優秀な人材を獲得したい考えのようです。 地方銀行 売り手市場が続く学生の就職活動で、首都圏の企業に学生を奪われ、収益力低下によってかつての…

emole、総額約2.6億円の資金調達を実施

1話3分のショートドラマアプリ「BUMP」を手掛けるemole株式会社が、計6社のベンチャーキャピタル[千葉道場ファンド、サムライインキュベート、D4V(Design for Ventures)、朝日メディアラボベンチャーズ、ココナラスキルパートナーズ、アドウェイズ・ベンチ…

タートアップ資金調達額4〜6月44%減

国内スタートアップが資金調達に苦戦しているのだそうで、2023年4〜6月の調達総額は1433億円と前年同期に比べ44%減り、前年同期比での減少は4四半期連続で、この間でも4〜6月の減少率が最も大きかったようです。 資金調達総額 とはいえ、金利が上昇するなか…

Cellid株式会社、総額約3.7億円の資金調達

Cellid株式会社が、2023年5月に、東京エレクトロン株式会社の子会社 TEL Venture Capital, Inc.を通じて出資を受け、その他一般事業会社の出資の受け入れも含めて累計調達額は15億8千万円となりました。 Cellid 今回の資金調達により、量産体制の拡充や品質…

UBSがクレディ・スイスを買収

スイス金融最大手UBSが、経営不安が強まっていたスイス2位のクレディ・スイスを30億スイス・フラン(約4300億円)で買収すると発表し、2023年末までの統合完了を目指すようです。 クレディスイス クレディ・スイスの破綻がスイス発の金融危機に発展しかねな…

経済予測AIのゼノデータ、3.05億円の資金調達

経済ニュースや統計データを独自のディープラーニングモデルで学習し、企業業績や製品市況、需給などの様々な経済状況を予測するSaaSサービス「xenoBrain」を開発する、xenodata lab.が、野村ホールディングス及び既存投資家を中心に総額3.05億円の資金調達…

「ファンファーレ」、総額6.3億円のプレシリーズA資金調達を実施

産業廃棄物業界のDXを推進するファンファーレ株式会社が、プレシリーズAの第三者割当増資を実施し、総額約6.3億円を資金調達。 本ラウンドでは既存株主であるALL STAR SAAS FUND、Coral Capitalに加え、新たにENEOSイノベーションパートナーズ、SMBCベンチャ…

ハドラス、総額約8.5億円を資金調達

抗ウイルス・抗菌や防カビ、防汚、防錆、防傷などの機能をさまざまな対象物に付加する新素材「ナノマテリアルコート」の研究開発を行うハドラスホールディングス株式会社が、第三者割当増資による総額約8.5億円の資金調達を実施。 ハドラス 今回の資金調達に…

ロシアの大手7銀行グループを排除

国際銀行間通信協会(SWIFT)が、国境を越えた送金業務に必要となる同協会の情報システムからロシアの大手7銀行グループを排除しました。 SWIFT これはウクライナ侵攻を続けるロシアに対する経済制裁の一環で、欧州連合(EU)や米英政府などが排除を求めてい…

GooPass、総額10億円超の資金調達を実施

カメラ機材のサブスクリプションサービス「GooPass」を展開するカメラブ株式会社が、シリーズBラウンドでの第三者割当増資ならびに融資により総額10億円超の資金調達を実施。 総額10億円超の資金調達 今回の資金調達は、今後の成長戦略を見据え、シナジーを…

ファクタリングサービスの世界市場は2030年に73.4億米ドル

スタートアップ企業の増加と多数のファクタリング業界の豊富さが、世界のファクタリングサービス市場を牽引しているとのことで、ファクタリングサービスの世界市場の売上は、2021年から2030年までの予測期間において年平均成長率(CAGR)8.5%で推移し、2030…

海外投資家等から約38億円の資金調達を実施

成長企業向けNo.1法人カードを提供する株式会社UPSIDERが、今年3月のシリーズBのエクステンションラウンドを実施し、シリーズB合計で約38億円を調達。 新たにWiLをリード投資家に迎え、海外投資家のGreenoaks Capital、および既存投資家であるGlobal Brainを…

金利、世界で急低下

世界の金融市場でリスク回避の動きが強まっているようですね。 というのも、米中貿易摩擦の激化による景気悪化懸念から、安全資産とされている国債が買われていて、金利が急低下し、買う側が金利を払うマイナス利回りで取引される国債の発行残高は世界で8兆3…

ふるさと納税で資金調達

福井県が、地域課題の解決につながる新規プロジェクトに取り組むため、ふるさと納税を活用した資金調達を望む県内事業者を募集しているようです。 対象事業は、地域課題の解決や地域活性化につながる「起業・新商品開発・販路開拓・観光・文化・教育・福祉・…

17年の国内ベンチャー資金調達額は2717億円

ベンチャー企業のデータベース「entrepedia」を提供するジャパンベンチャーリサーチによると、2017年の国内ベンチャーの資金調達額は過去最高となる2717億円を記録したのだそうです。 とはいえ、資金調達をした会社数自体は、金額不明な案件も含め1003件とい…

FOLIOが約70億円の資金調達を実施

テーマ型投資のFOLIOが1月18日、総額約70億円の第三者割当増資を実施したことを発表しましたね。 引受先は、LINE、ゴールドマン・サックス、電通ベンチャーズ、三井物産、SMBCベンチャーキャピタル、DCM Ventures、Draper Nexus Venturesで、株式比率や払込…

新規事業の資金調達

新規事業において資金を調達するのは、なかなか難しいことです。 というのも、新規事業が軌道にのるまでには、どんな業種であっても数年はかかりますし、他人からの融資であれば5~6年で返済するとうのは、ほぼ難しいでしょう。 とはいえ、民間の金融機関だ…

金融機関の種類

中小企業が資金を調達する場合、民間金融機関と政府系金融機関に分けることができます。 民間金融機関の場合 民間金融機関も大きく分けると「メガバンク」「地方銀行・第二地方銀行」「信用金庫・信用組合・協同組合」に分かれます。 まず「メガバンク」とい…

キャッシュアウトに注意

キャッシュアウトを資産に計上することによって、破綻していく中小企業が後を絶ちません。 そもそもキャッシュアウトというのは「資金の流出」のことで、キャッシュフローにおいて、お金が手元から外へ流出していくことです。 このキャッシュアウトには会計…

売掛債権担保融資

自社が保有している売掛債権を担保として融資を行う制度として、売掛債権担保融資と言うものがあります。 まぁ、字面にするとそのままですね・・・。 さてこの融資は全国的にかなり活発に行われている融資のひとつで、中小企業向けとしては借りての望んでい…

Appierが3300万ドルの資金調達

AI、いわゆる人工知能を活用してマーケティングの意思決定を支援する台湾のスタートアップ企業Appierが、シリーズCにおいて名だたるアジアの投資家勢から3300万ドルを調達したのだそうです。 投資を行ったのは、ソフトバンクグループ、LINE、Naver、シンガポ…

Tranzax、総額10億円の資金調達

国から指定を受けた電子債権記録機関は国内に5社あるのですが、そのうちの1つである、FinTechベンチャーのTranzax株式会社が、株式会社電通、株式会社幻冬舎グループ3社などから、事業強化を目的とした資金調達を実施し、累計資金調達額が総額25億円となった…

資金調達と株価の関係

企業における資金調達などと言いますと、そういう部署で働いている人でもない限り、一般の人々には縁遠い話のようにも思えるものです。 しかし、株式や債券・REIT(Real Estate Investment Trust)などに投資をしている人であるならば、資金調達のことは理解し…

ファクタリングとはなにか

ファクタリングとは、企業の売掛債権を買い取り、自己のリスクで代金回収を行う金融業務のことで、企業が保有している売掛金や受取手形などの売掛債権は、本来企業がその債権を回収することでビジネスが成り立っていまs。 一般的なファクタリングであれば、…

クラウドファンディングという資金調達について

新しいビジネスを立ち上げるためには、先立つものが必要です。 巨大な資本がある大企業であれば、別の事業を畳んだり縮小する事によって、資金調達することが可能となっており、言わば社内で「仕分け」をすることで比較的スムーズに新規ビジネスを立ち上げる…

銀行が嫌う勘定科目

銀行からの融資を期待する場合、少なくとも損益計算書の「当期純利益」、貸借対照法の「純資産の部」がプラスになっているかどうかが最重要ポイントとなります。 というのも、銀行が融資を決定する場合、まずは「十分な利益」を確認しますから、先のふたつの…

資金調達の方法

一般的に会社が資金を調達する方法としては3つのパターンがあります。 借入 銀行などの金融機関から融資を受けることによってお金を借り、取り決められた期日までに利子をつけ返済する方法 受給 省庁や自治体などが募集している助成金や補助金などを利用し、…

資金調達の必要性

資金調達は、会社を経営していく中で避けては通れない道です。 もちろん潤沢な資金をもっている企業であれば、そこまでの必要性はないにせよ、事業の拡大、企業の繁栄を考えていくと、かならず手元の資金だけで賄えなくなってきます。 そもそも製品が売れ、…

アセットファイナンス

アセットファイナンスとは、企業が保有している資産を活用し、資金調達を行うもので、メリットとしては、保有している資産を流動化し、オフバランス化、つまり資産を会計から外すことによってバランスシートをスリム化し、会社の総資産を使ってどれだけの利…